ケンタッキー・ブルーグラス
ムーンシャドー(Moon Shadow)

ムーンシャドーはピックシード社の最新品種のケンタッキーブルーグラスです。ラトガーズ大学での交配を経て開発され、ピックシード社西部研究ステーションにおいて増殖生産されました。種は業務用に販売が可能です。
説明
ムーンシャドーは丈が高く成長しないエリート品種で、深緑の葉色と中くらいのきめの細かさ、そして卓越した密度が特長である。夏期のパフォーマンス性は目を見張るものがあり、一年の一番暑い時期でも持続する品種です。ムーンシャドーはラトガーズ大学のトライアルでもトップにランキングされており、また2001年の全米ターフグラス評価プログラム(NTEP)でも商業用品種の中で上位につけました。ムーンシャドーは単為生殖をするため、均一で安定性のあるターフを形成します。今まで行ってきたトライアルで、ムーンシャドーは耐陰性を備え持っていることが分かっています。
病気、害虫への耐性
ムーンシャドーの全般的な耐病性はとても優れています。今までのトライアルで、ムーンシャドーのストライプスマット、サマーパッチ、ダラースポット、赤さび病、リーフスポット、そしてメルティングアウトに耐病性があることが分かっています。また、ゾウムシからの被害もほとんど無いようです。
使用方法
ムーンシャドーはエリートでハイクオリティのブルーグラスが必要とされる場所ならどこでもお薦めできます。その場所とはソッドファーム、競技場、ゴルフ場フェアウェイやラフ、より高いクオリティを求める公園や家庭用芝生などです。他の相性のよいブルーグラスとブレンドして使うこともできますし、ハイクオリティのペレニアルライグラスやファインフェスクとミックスして使うことも可能です。ムーンシャドーは15mmの低刈りにも耐えれますが、最低でも21mmが好ましいでしょう。
播種
ムーンシャドーの推奨播種時期は初春から中春と、晩夏から初秋です。播種量は1000平方フィートにつき2~4ポンドであることを薦めています。急激な定着が最優先でない場合は、1000平方フィートにつき1.5~2ポンドでも良いでしょう。播種前の土壌テストを行うことで最適な肥料や石灰施用について確認できるのでお薦めです。一般的にはNPK肥料を1000平方フィートにつき1~1.5ポンドの量で播種前に施肥しておくのがいいでしょう。普通の状態であれば、播種後10~15日で発芽と定着が始まるでしょう。
テクニカル仕様書
| 発売時期 | 2002年 |
|---|---|
| 主な使用方法 | ゴルフ場フェアウェイやラフ、ソッド、競技場、公園、芝生 |
| 種量 | 1ポンドにつき21,000,000粒 |
| 通常の発芽までの日数(秋植え) | 8~12日 |
| 通常の刈り込みまでの日数(秋) | 30~35日 |
| NTEPクオリティ評価 (2001年データ) | 優良 |
| 遺伝色 | 深緑 |
| 夏の耐ストレス性 | 優良 |
| 葉のきめ細かさ | 細かい |
| ターフ密度 | 平均以上 |
| 耐陰性 | 良 |
| ソッドの力 | 非常に高い |
| 耐踏圧性 | 平均以上 |
| 耐低刈り性 | 優良(最低12㎜) |
| 成長スピード | 遅い |
| 成長後の丈 | セミドワーフ(50~65cm) |
| リーフスポット耐性 | 優良 |
| 春先のグリーンアップ | 平均以上 |
| サマーパッチ耐性 | 優良 |
| レッドスレッド耐性 | 良 |
| ダラースポット耐性 | 優良 |
| うどん粉病耐性 | 優良 |

